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東洋史学研究室は,東は朝鮮半島から西はアナトリアまで広くアジアの歴史を対象としています。

特に中国・東南アジアに関してはそれぞれ専門の教員がおり,最新の研究動向に触れつつ専門的な勉強が可能ですが,これらの地域に限らず,広くアジアの歴史に関心を持つことが理想とされています。

卒業論文・修士論文の研究テーマも,中国は古代から共産党時代の現代までさまざまであり,中国以外ではタイ近代史,ベトナム近代史,インド近代史,西アジア中世史と,非常に広い分野にわたっています。学生の皆さんが自分のテーマを見つけ,研究を進めていくことが奨励されていると言えるでしょう。

授業は,中国史・東南アジア史の演習,すなわち,漢文史料・英文資料・タイ語史料などを読み,討論することに多くの時間を割いています。空理・空論ではなく史料的事実に基づいて歴史を構成する歴史学にとって,史料読解・分析はその根源とも言うべきものです。学生の皆さんはこうした演習を通して史料の読みかたを学び,さらに史料から引きだした事実にもとづいて当時の社会や人間のありかたについて討論していくことになります。


お問い合せは toyoshi@nagoya-u.jp または各教員まで(アドレスは研究科のサイトにあります)。

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