お詫びとご報告:
名古屋大学附属図書館「紀要情報照会システム」・「名古屋大学学術機関リポジトリ」 での弊誌一九号から二一号の公開について

 

名古屋大学東洋史研究会会員ならびに執筆者各位:

 

 九月に入ったとはいえ、まだまだ暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしの ことと存じます。

 『名古屋大学東洋史研究報告』の発行に関して、日頃からご支援とご協力を賜り、 心から感謝しております。

 ところで、今年の春、編集委員会ならびに著者の掲載許可を得ないまま、 名古屋大学附属図書館「紀要情報照会システム」「名古屋大学学術機関リポジトリ」に、 我が『名古屋大学東洋史研究報告』19号(平成7年)~21号(平成9年)の三号分の 本文が掲載されていることが判明致しました。編集委員会は直ちに名古屋大学附属図書館に 対して抗議し、削除と謝罪を求めました。削除は早急に行われたようですが、 最近ようやく、別紙のように図書館側がミスを認め、謝罪する文書がまいりましたので ご報告申し上げます。

 事の起こりは、平成9年に遡ります。この時、図書館側は試行段階の調査を行いましたが、 『名古屋大学東洋史研究報告』を文学部の紀要と誤解し、文学部の許可を得ればよいと 考えていたように思われます。 しかし、今となっては経緯はわかりません。また、なぜ平成18年の正式公開になって 確認も取らずに掲載したのか全く理解できませんが、著作権保持者の許可を得るという 原則を無視したもので、図書館側の全面的なミスと考えられます。

 今後、名古屋大学東洋史研究会としても、このような問題が起こらないよう 注意を払ってまいりますので、ご容赦願いたく存じます。

 今後とも、相変わりませず『名古屋大学東洋史研究報告』に対するご支援と ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

敬具

 

名古屋大学東洋史研究会代表 江村治樹(2007年9月)

 


 

平成 19年 8月 15日

名古屋大学東洋史研究会
『名古屋大学東洋史研究報告』32号編集委員会一同 殿

   『名古屋大学東洋史研究報告』19号~21号の本文公開の経緯について

名古屋大学附属図書館長
伊藤 義人

 平素より附属図書館の活動にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。

 5月初旬にご連絡いただきました件、下記の通り報告させていただきます。

 最終的に、十分に経緯を明らかにできませんでしたが、少なくとも名古屋大学学術機関 リポジトリでの公開は、当館による作業ミスによるものでした。

 『名古屋大学東洋史研究報告』の関係者ならびに著作権保持者の皆さまに ご迷惑をおかけしたことをお詫びします。

 また経緯の報告が遅れましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

1.経緯

(1) 平成9年8月、附属図書館は「学内発行の学術研究情報(紀要等)の ネットワークによる公開に関する実態調査について」を実施し、試行にあたって 『名古屋大学東洋史研究報告』を収録して良いとの回答を文学部長より得た。

(2) 平成10年2月、附属図書館は『名古屋大学東洋史研究報告』19~21号に掲載された 論文の紀要情報照会システムへの搭載について文学部長、ならびに論文著者宛に依頼したが、 不許可の申請がなかったため、紀要情報照会システムにて公開した。

(3) 平成18年2月、名古屋大学学術機関リポジトリの公開にあわせ、 『名古屋大学東洋史研究報告』19~21号を公開した。

(4) 平成19年5月7日、編集委員会の指摘を受け、紀要情報照会システム搭載論文を 非表示にした(後日、削除)。

(5) 平成19年5月10日、名古屋大学学術機関リポジトリ搭載論文を非表示にした (後日、削除)。

2.問題点

(1) 大学組織と独立した名古屋大学東洋史研究会の発行する雑誌 であることを理解しないまま文学部に対して依頼してしまったため、意思疎通が できていなかった。

(2) 平成10年2月の依頼は、搭載不許可の場合のみ申請してもらう方式であり、 丁寧なやり方ではなかった(その後、搭載許可の回答をもらう方式に手続きを変更している)。

(3) 名古屋大学学術機関リポジトリの公開にあわせ、紀要情報照会システムで 公開していた論文は、17年4月以降、部局・編集委員会または個人著者に対して許諾をとったうえ、 移行する作業を行った。ところが『名古屋大学東洋史研究報告』については、 初期コンテンツ搭載のための集中的作業の中で、問い合わせの回答を得ないまま誤って公開していた。